思春期ニキビがひどい!
思春期ニキビ、と一言に言っても、比較的治りやすいものから炎症がひどく治るのに時間がかかってしまうもの、と様々な種類が存在するのです。そのニキビに合わせた対処をすることで、より効果的にニキビを撃退することができるのです。
症状が重い場合
まずは、思春期ニキビの種類からご紹介しましょう。今回は分かりやすく「治りやすいタイプ・治りにくいタイプ」で分類してみたので、ご自身のお子さんのタイプを見極めてください。
治りやすいタイプのニキビ
白ニキビ
- 治癒目安:3日程度
ニキビの初期症状である白ニキビは、皮脂の芯が中にあるものの炎症を起こしたり膿んだりしていないので、比較的すぐに治すことができます。
また白ニキビは潰してもニキビ痕が残らないと言われているので、緊急の場合は中の芯を出してしまえばその日のうちに治すこともできます。ただし、あくまでも緊急時の対応なので、たとえ白ニキビでも患部を清潔に保って出来るだけ触らないようにするのがベストです。
黒ニキビ
- 治癒目安:1週間程度
黒ニキビは、老廃物が毛穴の中に詰まり酸化することで発生します。
ターンオーバーの乱れによって老廃物や角質が排出できずに黒ニキビが出来てしまうので、普段より保湿を心がけて睡眠時間を十分確保するようにしましょう。保湿や睡眠はターンオーバーの促進にとても有効です。
また、ビタミンAやビタミンB6を摂取することで新陳代謝を高めるのも良いでしょう。
治りにくいタイプのニキビ
赤ニキビ
- 治癒目安:1ヶ月程度
ニキビが炎症を起こしてしまっている状態なのが、赤ニキビです。無理に潰したりすると逆効果なので、とにかく炎症を抑えることが大事です。
炎症の原因であるアクネ菌を撃退するためには、サリチル酸やグリチルリチン酸ジカリウムなどが非常に有効です。このような抗炎症成分を配合した薬やスキンケア製品を使うことで、症状の改善を図りましょう。
黄ニキビ
- 治癒目安:3ヶ月
白ニキビが悪化して膿んでしまった状態が黄ニキビです。黄ニキビの膿は、アクネ菌を撃退するために戦った白血球の残骸などが蓄積したものなのです。
なかなか治りにくいため、気になって触ったりしてしまうとより一層治りが悪くなってしまいニキビ痕の原因にもなるので、根気よく地道にケアしていくことが大切です。
紫ニキビ
- 治癒目安:3ヶ月〜
黄ニキビがさらに悪化すると、膿に血液が混ざり紫色になります。ここまできてしまうと肌の真皮にまでダメージが及んでいる可能性が高く、治癒にもかなりの時間を要します。ニキビ跡も残りやすいため、ニキビ専用アイテムを取り入れたり皮膚科に行くのもおすすめです。
ニキビが繰り返してしまう場合(原因・治し方)
ようやくニキビが治ったと思ったらまたすぐにできてしまう、などニキビが繰り返してしまうときは、もしかしたら生活習慣を見直す必要があるかもしれません。生活習慣を変えることで、ニキビができにくい肌を目指しましょう。
1. 食生活
思春期ニキビに効果的な食事のポイントは「亜鉛」「食物繊維」「ビタミン」です。
亜鉛
亜鉛は、新陳代謝を活性化する働きがあるため、肌のターンオーバーを促し、老廃物を排出するしてくれる効果があります。
ただでさえ皮脂が過剰に分泌されているのに、老廃物が排出されずに溜まってしまうと、より一層ニキビができやすくなってしまうので亜鉛のパワーで老廃物をどんどん排出してしまいましょう。
- 亜鉛を多く含む食材:牡蠣、かつお、パプリカ
食物繊維
食物繊維といえば、便秘に効果があるイメージですが、実は腸内環境とニキビは非常に関係が深いのです。腸内環境を整えることで老廃物を排出しやすくなり、ニキビの原因を減らすこともできます。また、便秘を解消することでストレスも軽減すれば一石二鳥です。
- 食物繊維を多く含む食材:きくらげ、アーモンド、ごぼう
ビタミン
特に摂取したいのが、新陳代謝を促す「ビタミンA」、皮脂成分を抑える効果がある「ビタミンB群」です。
ビタミンAは、肌のターンオーバーを促し肌を修復してくれる働きがありますので、できてしまったニキビ痕にも効果が期待できます。
また、ビタミンB群は皮脂成分を抑えるだけでなく、肌のバランスを整えてくれる役割もあるので、ニキビが落ち着いてからも摂取することをおすすめします。
- ビタミンAを多く含む食材:うなぎ、チーズ、卵
- ビタミンB群を多く含む食材:レバー、さんま
2. 睡眠改善
入眠後3時間はお肌のゴールデンタイムと呼ばれ、肌の修復再生が最も盛んになる時間です。中高生にもなると日々の勉強やお友達との付き合いで夜更かしをしてしまいがちですが、出来るだけこの時間はお布団で熟睡できるように心がけましょう。
また、睡眠時間を整えることで生活リズムができ、新陳代謝も活発になるのでより効果的です。
3. 乾燥対策
思春期ニキビは皮脂が原因でできてしまうため、保湿をするのは逆効果なイメージですが、それは大きな間違いです。
肌が乾燥していると、乾燥から肌を守るため皮脂が過剰に分泌されてしまい、ますますニキビが悪化してしまうことがあります。肌を清潔に保つのは大切ですが、ゴシゴシ洗い過ぎてしまったり、あまり頻繁に顔を洗うのは逆効果です。
また、紫外線も肌を乾燥させる大きな要因となりますので、部活動や外出の際はきちん紫外線対策をとるようにしましょう。
ニキビ跡ができてしまった場合(原因・治し方)
ニキビが長期化すると、気になるのがニキビ跡です。それぞれのニキビ跡に応じた原因と治し方をご紹介しますので、お子さんに合った対処方法を見つけてください。
赤みがあるニキビ跡
- 原因:ニキビの炎症によってその周辺が傷ついてしまったため
- 治し方:赤くなってしまったニキビ跡は、肌のターンオーバーによって徐々に消えていく
ただし赤みがなかなか治らない場合は、肌の状態が悪かったり生活習慣が乱れている可能性があります。睡眠不足や乱れた食生活でターンオーバーのペースが崩れ、なかなか赤みがひかないときはまずは生活習慣を整えてみましょう。
また、このニキビ跡には保湿がより効果的になりますので、保湿性の高い化粧水などを使うと良いでしょう。
茶色っぽく色素沈着したニキビ跡
- 原因:ニキビの炎症や紫外線から肌を守るためにメラニン色素が生成され色素沈着を起こしてしまったため
- 治し方:肌の真皮を守るために生成されたメラニン色素は、通常であれば赤みのあるニキビ跡同様肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていく
よって生活習慣の見直しによってニキビのの改善が見込めますが、その他紫外線もメラニン色素が生成される原因となってしまうので、
- 紫外線対策の徹底
- 美白成分のある化粧水を使う
- ビタミンCを摂取する
これらのことを意識して行うとより効果的でしょう。
凸凹したクレーター状のニキビ跡
原因:ニキビの炎症が悪化し、肌の真皮までダメージを受けてしまったため
治し方:肌の真皮は一度ダメージを受けてしまうと元どおりにならない
真皮の皮膚組織が傷つき抉られてしまった状態がクレーター状になっているので、このニキビ跡をセルフケアだけで治すのは非常に困難です。
まずはニキビ跡治療を行っている皮膚科や美容皮膚科に相談するのが良いでしょう。
ただし、セルフケアも全く無駄という訳ではなく、肌にハリを与えることで凸凹を目立たなくさせるのも有効です。十分な保湿やターンオーバーを促進させる化粧水などを使ってみてください。
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ニキビケア専用商品で徹底ケア!
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まとめ
いかがでしたか。
ひどい思春期ニキビは、本人も親御さんも辛いものです。間違った対処方法でより悪化させないためにも、正しい知識でお子さんの思春期ニキビを撃退しニキビを繰り返さない肌を目指しましょう。
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