そもそも小学生の平均体重って?
小学生の子供が健康的な体作りをするには、まず子供の身長と体重が、平均と比べてどのあたりに位置しているのかをちゃんと把握する必要があります。
そこで、小学生各年代の平均身長・体重をみていきましょう。
学年/身長・体重 | 平均身長 | 平均体重 |
小学校1年生 | 116.5cm | 21.3kg |
小学校2年生 | 122.4cm | 24.0kg |
小学校3年生 | 128.0cm | 27.0kg |
小学校4年生 | 133.6cm | 30.4kg |
小学校5年生 | 138.9cm | 34.0kg |
小学校6年生 | 145.1cm | 38.4kg |
この平均身長と平均体重を目安に、自分の子供の身長・体重を照らし合わせてみてください。
痩せないのにはすべて理由があります
小学生の子供が太っていると悩んでいる場合、何が原因で太っているのかを親がしっかりと理解し、痩せるための方法を指導してあげなければ、なかなか痩せることができません。
小学生でも大人と同様に、太っている理由にしっかり向き合わなければ、原因に合った対策を取ることができません。
小学生が太ってしまう・痩せられない理由は、大きく分けて3つあります。
- 1. 運動不足
- 2. 睡眠不足
- 3. 食生活の乱れ
これら生活習慣の乱れが、太ってしまう理由につながっているのです。
1. 運動不足
基本的に小学生の場合は、学校でのクラブ活動がほとんどないので、スポーツのクラブチームなどに入って、好きなスポーツをすることができます。
一方で、学校から帰ってから、スポーツではなく、学習塾や書道などの習い事に行くような場合は、運動をする機会が少なくなってしまい太ってしまう傾向があります。
また、学校から帰って何もしないで家でゲームばかりしてしまったり、友達と遊ぶ時もゲームをする小学生は多く、これが運動不足につながり肥満の要因にもなります。
2. 睡眠不足
学習塾や習い事に行ってから帰りが遅くなる子供たちが増えています。夜遅くまで学習塾に行ったり、習い事をしていると、自宅に帰る時間が遅くなり、帰宅後の食事や入浴時間までもが遅くなります。
小学生の子供の就寝時間は21時が理想的と言われています。外での習い事などもありますが、最近ではテレビやゲーム、スマホのやり過ぎなどが、睡眠時間を減らしたり、深い睡眠への悪影響を及ぼしてしまうケースもあるようです。
以下の記事は身長が低いことで悩んでいるお子様向けですが、健康維持という面では身長も体重も十分同じように気を付けるべきポイントですので、ぜひ参考にしてください。
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3. 食生活の乱れ
小学生の食生活の乱れは、放課後の習い事や学習塾なども大きく関わっています。 習い事や学習塾に通うと、どうしても夜遅い時間に帰宅してしまい、帰宅後に夕食を食べなければいけなくなることも多いでしょう。
理想的な夕食の時間は17時~18時と言われており、その3時間〜4時間後に寝るのが理想的な習慣とされています。 夜遅く夕食を取ることで、時間を空けずに寝ると、子供の肥満の大きな要因となってしまいます。
また、野菜嫌いの子供が増えてきていることも、子供が太ってしまう要因になっています。
野菜に多く含まれているビタミンB2は脂質の代謝を、B1は糖質の代謝を促しています。 この脂質と糖質は小学生の子供にとっても肥満の要因になっており、野菜嫌いによりビタミンが不足することで肥満の要因にもなってしまいます。
正しい体重に戻すためには効果的な対策を
1. 今からでも始められる運動を
小学生にも、体重を減らす効果的な運動があります。 大人よりも代謝のいい小学生は、ジョギングやウォーキングだけでも、効果的な運動となるでしょう。
子供がスポーツなどをしていない家庭では、特に学校から帰宅後の運動は大事になります。 外に遊びに行って友達と走り回っているような場合は特に意識をする必要はありませんが、何もしないで自宅でゲームなどをしている場合は、1日30分でもいいので子供と一緒にジョギングやウォーキングをしてみてはどうでしょうか。
どうしても帰宅後にウォーキングやジョギングに行く時間がないというようなお母さんは、子供と一緒にスクワットをすると、全身運動になって上半身を特にバランスよく鍛えることができます。
1日10回のスクワットを3セットするだけで、運動の効果が見られます。1セット数分で終わり、体への負担もあまりないので、子供と一緒に行えば、親子で楽しむこともできるでしょう。
2. 理想的な睡眠
この時期の睡眠時間は睡眠だけでなく、体の成長に大きく影響してきます。
小学生のときは、9時間という睡眠時間が理想的な睡眠時間で、それよりも少ない場合は、子供(特に小学生の時期)の成長の妨げになってしまいます。睡眠時間と同じくらい大切なのが、寝ている時間帯です。
22時から深夜2時の間に、成長ホルモンが最も多く分泌されると言われています。その時間帯にちゃんと睡眠をすることで、子供の体の成長につながり、身長が伸びることにもつながります。
体重を増やす、減らすという考えももちろんですが、健康的に成長できるようにする、体重だけでなく身長も伸びるように育つ、というのが子供の体重を適正なレベルにし、正しく成長させることを助けることにつながるでしょう。
3. 毎日の食事にひと工夫
体重を減らすために食べてはいけない食事や、逆に食べると肥満の解消に効果的な食材などを把握しておくことは大事です。小学生は特に食事の好みが偏りがちになってしまうと思います。
牛肉・豚肉などは、油の部分を極力食べないようにする。 鶏肉・野菜・魚料理を中心とした食事をするようにするだけで、過剰な肥満にはなりにくくなるでしょう。
また、食事をするときに、一緒に緑茶を飲むようにすると、より太りにくくなります。 緑茶に含まれているタンニンには、脂肪を燃焼させる作用があり、血中の脂肪と一緒に体内の脂肪を減少させる効果があります。
食後のコーヒーも太りにくくする効果があるとも言われています。 コーヒーには、カフェインが入っていて、カフェインには脂肪を燃焼させる効果があります。
小学生であれば、コーヒーではなく緑茶でも一定の効果があると言われています。
また間食をやめることで、子供増加を防ぐことができます。どうしても間食として、お菓子を食べてしまいがちですが、お菓子を食事と食事の間に食べることでより脂肪を蓄えてしまいます。
食事を工夫する以上に、間食は体重増加の要因となるので、間食はほどほどに控えてあげる必要があります。
食生活についてはこちらの記事に詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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