すぐ痩せたいあなた!短期間ダイエットにはリスクが潜む
雑誌やテレビを見ていると「3日間でマイナス5kg!」とか「一か月でマイナス10kg!」といったキャッチコピーを目にすることがあります。
皆さんの中には「私もそんなふうに短期間でスリムになりたい!」と思っている人もいるのではないでしょうか?
すぐに、しかも大幅に体重を減らすことには大きなリスクが伴います。中学生の皆さんの体は、日々成長しています。成長期になる中学生の体には、とにかく十分な栄養が必要です。
もし無理なダイエットなどが原因で栄養が足りなくなってしまうと、骨がもろくなってしまったり、筋肉が十分に発達しにくくなってしまったりします。
短期間で大幅に体重を減らすダイエットは、食事を食べなかったり、食事を別のものに置き換えたりするものがほとんどです。確かに短期間で体重を落とすことはできますが、健康を損なうリスクが高いものであることは想像に難くありません。
健康的なダイエットは、一週間程度で行うことはできないものです。体を壊すことなく健康的にダイエットをしたいのであれば、毎日の生活習慣を見直して、じっくりと取り組むようにしましょう。
普段の食事や運動習慣などを見直すことは、ダイエットだけでなく健康で病気になりにくい体づくりにも大いに役立ちます。
もし中学生の皆さんがダイエットをしようと考えているのであれば、短期間で結果を出すのではなく、毎日の生活習慣を見直して、ゆっくり時間を掛けて体をシェイプアップしていくようにしてください。
普段の食べ物を見直そう
では、ダイエットをするにあたって何から始めれば良いのでしょうか?ハードな運動でしょうか?それともカロリー計算でしょうか?
まずは、毎日の食事の内容を見直すことから始めましょう。
皆さんは、三食きちんと食べていますか?間食はしていませんか?ジュースばかり飲んでいませんか?
もし一つでも思い当たることがあるのであれば、そこから変えていくことで徐々に痩せやすい体へと変えていくことができます。早速、食事・間食(おやつ)・飲み物の3つのポイントを詳しく見ていきましょう。
食事
毎日の食事が私たちの体を作っています。
普段皆さんは、どんなものを食べていますか?油っこいものや塩分・糖分の多いものばかり食べていませんか?野菜もきちんと食べていますか?
皆さんの年頃であれば、魚よりも肉、薄味のものよりも少し濃い味のものが好きかもしれませんね。
しかし、脂肪や塩分、糖分の摂り過ぎは肥満につながります。また、ごはんやパンの食べ過ぎも肥満につながるので注意が必要です。
ごはんやパンは、体を動かすためのエネルギーになります。しかし、摂り過ぎると余ったエネルギーは脂肪に変わり、体に蓄えられてしまうのです。
健康的な体を作るには、たんぱく質・脂質・炭水化物のほかにビタミンやミネラルといった栄養素も欠かせません。「野菜はあまり食べたくない」「普段は肉や魚ばかり食べている」という人は、適度に野菜も食べるように気を付けましょう。
食事のバランスをチェックするときは、農林水産省の「食事バランスガイド」を参考にしてみましょう。
- 炭水化物(ごはんやパン)などは、1日に5~7SV(1SV=ごはんならおにぎり1個、食パンなら1枚)
- 野菜やきのこ類などの副菜は1日5~6SV(1SV=野菜サラダ、きのこソテーなど)
- 肉や魚などの主菜は1日3SV~5SV(2SV=焼き魚など 3SV=ハンバーグなど)
- 牛乳・乳製品は1日2SV (2SV=牛乳瓶1本分)
- 果物は1日2SV(1SV=みかん1個、りんご半分など)
(SV=サービング。食事の単位)
以上のバランスを意識しながら食事の献立を考えてみてください。
もちろん毎日きちんとバランスを守る必要はありません。たまには好きなものをおなかいっぱい食べるのも良いでしょう。しかし、食べ過ぎた次の日は少し食事を控えめにするなどして、バランスをとるようにしましょう。
おやつ
皆さんは学校から帰ってきて、夕食までの間におやつを食べていませんか?あるいは、夕食後に小腹が空いたからと間食をしていませんか?
もしおやつを食べたり、間食をしたりしているのであれば、まずはおやつや間食の量を減らしましょう。最終的に食べないようにできれば良いですね。
おやつや間食にスナック菓子やファストフード、ケーキなどを食べているのであれば、要注意です。スナック菓子やファストフードには、たっぷりの脂肪と塩分が含まれています。また、ケーキには糖分と脂肪が含まれています。
どうしても何か食べたい!という時は、手のひらに乗るぐらいのナッツ類や、りんごやみかんといった果物に置き換えることから始めてみましょう。
ナッツ類には体に良い脂肪が豊富に含まれています。また、噛みごたえもあるので少しの量でも満足感が得られます。果物類はビタミンや食物繊維が豊富で、適度な甘さもあるため、甘いものの代わりになります。
理想は間食をしないことですが、我慢しすぎてもストレスが溜まってよくありません。まずは、普段のおやつや間食を太りにくいものに変え、徐々に量を減らしていきましょう。
飲み物
飲み物にも気を配ってください。炭酸飲料やジュースばかり飲んでいませんか?
もし炭酸飲料やジュースばかりを飲んでいるのであれば、それが肥満の原因になっているかもしれません。炭酸飲料やジュースには、糖分がたっぷりと含まれています。そのため、知らず知らずのうちに糖分の摂り過ぎになっていることがあるのです。
まずは、普段の飲み物を無糖のお茶に変えてみましょう。具体的には、麦茶やウーロン茶などがおすすめです。
9種類のスーパーフードを補給できる酵素
よりダイエットを意識するのであれば「もっとすっきり生酵素」など、サプリをプラスしてみるのも良いでしょう。
話題のスーパーフード「もっとすっきり生酵素」は9種類の酵素を配合しており、
不足しがちな栄養素はもちろん、腸内環境も整え、体の内側からスッキリできること請け合いです。
青汁ダイエットについてはこちらで詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
適度な運動が大切!
健康的なダイエットには、適度な運動も欠かせません。
運動部に入っている人であれば、毎日それなりに運動をしているかと思います。しかし、よりダイエットを意識するのであれば、家に帰ってからも少し運動をしましょう。
筋トレ
運動というと、ジョギングやウォーキングを思い浮かべる人もいるでしょうが、引き締まった体のためには筋トレも欠かせません。
寝る前に腹筋をする、腕立て伏せをするなど、簡単な筋トレからで良いので始めてみましょう。筋トレと一口にいっても、テレビを見ながらできるものもたくさんあります。自分に無理のない範囲で毎日続けることが大切です。
有酸素運動
脂肪の燃焼には、有酸素運動も欠かせません。ジョギングやランニング、ウォーキングなどが有酸素運動に当たります。
家に帰ってからもう一度外に出るのが億劫な人は、登校時間を有効に活用しましょう。いつもより速足で歩いたり、少し遠回りをして登校したりすることで十分に有酸素運動を行うことができます。
有酸素運動は、1回あたり20分程度を目安に毎日続けることが理想です。息をするのが苦しくないペースで行いましょう。
ストレッチ
筋トレにしても、有酸素運動にしても、運動をした後はしっかりとストレッチをして筋肉を伸ばしてあげることが大切です。
また、なるべく運動前にもストレッチをするようにしましょう。運動前にストレッチをして筋肉を伸ばしておくと、ケガの予防にもつながります。運動後のストレッチは、筋肉の疲労回復を助けてくれます。
まとめ
ダイエットは長期戦です。ダイエットの成功は、皆さん一人ひとりの努力に掛かっています。しかし、早く結果を出したいからと、断食などの極端なダイエットを行うのは止めましょう。健康的に痩せて、病気になりにくい体になるためにも、毎日の生活習慣を見直し、適度な運動を行うようにしてください。
ピックアップ記事
コメントを残す