お子さんの身長を気にしすぎていませんか?
授業参観や運動会、学校行事に行くといつも我が子は最前列。そんな方は「一体、いつになったら背が伸びるのかしら」と心配だと思います。
ですが、本当にお子さんは小さいのでしょうか?
以下は文部科学省の「学校保健統計調査」の発育状況の表にある小学生の身長の平均値を抜粋したものです。(※1)
お子さんの身長は全国平均と比べて、どうですか?
平成28年度 小学生の平均身長(単位:㎝)
歳/男女 | 男 | 女 |
6歳 | 116.5 | 115.6 |
7歳 | 122.5 | 121.5 |
8歳 | 128.1 | 127.2 |
9歳 | 133.6 | 133.4 |
10歳 | 138.8 | 140.2 |
11歳 | 145.2 | 146.8 |
(※1)文部科学省「学校保健統計調査-平成28年度(確定値)の結果の概要」から「2.調査結果の概要」
「意外にもうちの子、全国平均だった」という方や平均に達していなくても「そんなに小さいわけではない」と感じた方もいるのではないでしょうか?
また、6年生までの身長の伸び率を見て、「まだまだこんなに大きくなるんだ」と感じた方は多いと思います。
つい他のお子さんと比べて「小さいなぁ」と思うと、心配になったり、身長を伸ばすために何かしなくてはと焦りますが、小学生時代、子供の身長は毎年伸び続けます。少し気にし過ぎているということもあるかもしれませんね。
当てはまったら要注意!してしまいがちなこと3選
お子さんがいつまで身長が低いままなのかしらと心配、何かできることはないかと焦っている、そんな親御さんの中には実は身長が伸びることとは反対の、逆効果の関わりをお子さんにしてしまっていることがあります。
もし、あなたが当てはまったら、要注意です。早速チェックしてみましょう。
1.牛乳をとにかくたくさん飲ませている
「身長を伸ばすには牛乳を飲むと良い」とは私たち親世代の子ども時代から言われていることです。
これにはもちろん根拠があり、牛乳は栄養素が豊富に含まれている食品なので、成長著しい学童期に牛乳を飲むことで発育を促進する効果があるからです。
牛乳に含まれるカルシウムもまた、骨を強くすることで知られていますね。
豊富な栄養素とカルシウムを含むことが牛乳=身長を伸ばすというイメージがあるのかもしれません。
しかしながら、牛乳、とりわけカルシウムに身長を伸ばす働きがあるか、と言えば違います。
正確には牛乳、カルシウムの摂取だけでは効果がないということです。
カルシウムはマグネシウムと共に摂ることで体内に吸収されやすくなります。逆にマグネシウムが足りない状態だと、吸収されずに溶けだしてしまいます。
大変興味深いデータがあります。
新潟県三条市は学校給食から牛乳を廃止したところ、給食の残量が減ったというのです。(※2)三条市は米どころとしても有名ですが、当初「牛乳は米飯に合わない」ということから、数年かけて給食から牛乳を完全になくしました。
その結果、牛乳を給食から外すと、主食、主菜や副菜を子どもたちが残さず食べるということが起きたのです。
食事前や、ちょっとした水分補給も牛乳を飲ませていませんか?
他の栄養素と摂ることで効果がある牛乳に含まれるカルシウム。
牛乳を飲んだために空腹感がなく、食べ残し、他の栄養が十分に摂ることが出来ない。あなたのご家庭でも、同じようなことが起きているかもしれません。
2.早寝早起きをさせるためについガミガミ
身長を伸ばすためには睡眠が大事。
特に成長ホルモンが分泌される夜の10~2時にはしっかり眠らせないと!と強く思うあまり、夜も8時を過ぎると「早く寝なさい!」の声掛けを連発していないでしょうか?
そして、朝は「早く起きなさい!だから、『早く寝なさい』っていったでしょ」という定番のやり取り。
これはおそらくほとんど家庭で行なわれている夜と朝の光景だと思います。
身体にいいはずの「早寝早起き」がいつも間にか親子共にストレスになっているとしたら。
実はストレスは成長ホルモンの分泌を抑制すると言われています。
良かれと思って私たち多くの親がやっている子どもへのかかわり。実は成長ホルモンを分泌しにくくしている可能性があるのです。
3.スポーツ系の習い事はさせていない
「子どもの頃に筋肉に負担のかかるスポーツをすることは、身長を伸ばさない」と聞いたことがあるし、将来、スポーツ選手になるわけでもないから、スポーツ系の習い事はさせていない。
そうだとすると子どもの運動不足が解消されていない可能性があります。
身長を伸ばすために適度な運動は必要です。
しかしながら、負荷のかかりすぎる運動は逆効果である、ということもまた、よく知られていることです。
現代の子どもたちは特別に運動の機会を設けないと運動不足が当たり前の生活になっています。
文部科学省の「子どもの体力の現状と将来への影響」によれば、我々親世代と比べ、今の子どもたちは体格は良くなったものの、体力・運動能力の低下が年々見られることが分かっています。(※3)
これは、我々親世代に比べ、子どもたちの遊びが身体を大きく使う遊びや外遊びが減り、屋内のゲームの時間が多くなったことも原因と考えられます。
帰宅後のお子さんの過ごし方はどうですか?毎日、ランドセルを放り投げて走って公園に行く!というのであれば、あまり心配はいらないかもしれません。
しかし、ゲームばかりしている、友達と遊ぶのもゲームをもって…。という過ごし方では明らかに運動不足と言えるでしょう。
親ができることとは?
身長を伸ばすために良かれと思ってしていたことが実は逆効果だったかもしれない…。思い当たることはありましたか?
では、親が子どもに出来ることとは何でしょう。
身長を伸ばすために大切な生活習慣の食事面、睡眠面、運動面のそれぞれについて具体的な取り組み方を提案しながら見ていきたいと思います。
食事面
身長を伸ばすためには必要とされる栄養でもそればかりを取っていたのでは効果はありません。
ひとつの栄養素がそれだけで体内で働くことは少なく、多くの栄養素は互いに影響しあい、作用するからです。
「牛乳ばかりをたくさん飲む」と言った習慣がある場合は見直しましょう。
給食から牛乳を廃止した三条市では献立に毎日のように小松菜を取り入れるなどして、カルシウムが不足しない工夫をしてます。
また牛乳はドリンクタイムを設けて、給食時の空腹感に影響しないようにしています。
ご家庭でもバランスの良い食事を心がけて、何か一つの栄養素、食材にこだわらず、旬のものを中心にした献立作りをしてみましょう。
空腹でご飯がしっかり味わえるよう、少なくとも食事前に牛乳を飲むことは控えたいでね。
背を伸ばすために必要な栄養素についてはこちらをCHECK!
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睡眠面
身長を伸ばすのに重要な働きをしている成長ホルモンが、睡眠中に分泌されることをご存知の方も多いと思います。
成長ホルモンが最も多く分泌されるのは入眠後2~3時間の間、脳が休んでいる状態のノンレム睡眠時の時です。(※4)
そのための「早寝早起き習慣」あなたのご家庭ではスムーズにいっていますか?
夜には「早く寝なさい!何度言ったら分かるの?」
朝は「早く起きなさい!だから早く寝なさいっていたでしょ!」を繰り返し、親子共にストレスになってはいませんか?
ストレスは成長ホルモンの分泌を抑制するとされています。
発想を変えて、今日から「早起き早寝」を実践してみましょう。
実は人は早く寝たから、早く起きるのではなく、早く寝るから、日中に十分な活動をし、夜、早く眠くなるのです。
まずは1週間。お子さんをいつもの時間より早く起こすことから始めてみましょう。
いつの間にか「早く寝なさい」と言わなくても「おやすみ」のお子さんの声が聞こえるようになることでしょう。
(※4)内山真『睡眠障害の対応と治療ガイドライン』(2012年)
運動面
運動不足を感じていたら、まずは「身体を動かすのが楽しい」とお子さんが感じるような体験をさせてあげることことが大切です。
スポーツ系の習い事までしなくても、お子さんの運動不足を解消する方法はたくさんあります。
文部科学省の平成26年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の分析によれば、休日に親が運動することを働きかけている子どもはそうでない子どもに比べ、運動量が多いことが分かっています。(※4)
休日はお子さんに「一緒に運動しよう!」と身体を動かすことを誘ってみませんか?まずは、お子さんと公園に散歩に出かけるところから始めてもいいと思います。軽く駆けっこをしたり、「どっちが長く跳んでいられるか」などと縄跳びの競争をしたら、きっとお子さんは大喜びで、「身体を動かすのは楽しい」と感じるはずです。
(※4)文部科学省平成26年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果
お子さんの成長をトータルでサポートするために
食事、睡眠、運動とお子さんの成長のためにはどれも重要な生活習慣です。
これらの生活習慣のうち、改善したほうが良いと思い当たることがあったら、ひとつずつ改善していきしょう。
ひとつずつなんて、少しもどかしい。そう感じるかもしれませんが生活習慣は継続です。一朝一夕には出来ません。
しかしながら簡単にこれらの改善のためのサポートが出来、なおかつ継続も難しくない方法があります。
それはサプリメントで栄養を補給するということ。
栄養補給というと食事がすぐに思い浮かぶかもしれませんが、身長を伸ばすためのサポートをするサプリメントは食事で不足がちな栄養素はもちろんです。
特に成長ホルモンの分泌に作用するタンパク質「アルギニン」や骨の丈夫な発育を助ける「ボーンペップ」などを効率的に摂ることが出来ます。
そんなアルギニンとボーンペップの両方を効率よく・配分よく摂りたい方にオススメしたいのが、「MAX NOBI-RU(マックスノビール)」です。
水に溶かせるパイン味でお子様にも飲みやすく、さらに安心・安全の国内製造です。
生活習慣の見直しは少し時間がかかりますが、サプリメントを生活に取り入れることならすぐに出来ます。サプリメントはお子さんの成長をトータルでサポートするあなたの強い味方です。
以下の記事では、身長を伸ばすために不可欠な栄養素を十分に含んだ、編集部おすすめのサプリを紹介しております。ぜひご覧になってみてくださいね。
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まとめ
身長を伸ばすのに良いと思ってやっていたことが、実は逆効果だった…。思い当たることはありましたか?
あっても大丈夫です。生活習慣の見直しはすぐにとはいきませんが、小学生のうちならば親子で取り組むことできっと継続でき、「習慣」となるのもそう時間はかからないはずです。
その時、頼りになるのはサプリメントによる栄養補給です。
サプリメントを生活に取り入れることで、焦ることなく、心に余裕をもって、楽しみながらお子さんと生活習慣の改善が出来ることでしょう。下のサプリメントの栄養補給の記事も参考にしてみてください。
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