身長を伸ばすために必要な栄養素とは?
身長を伸ばすためにはカルシウムをたくさん摂らないといけないと思いこみ、カルシウムだけを取ろうと考える人が多いですが、実はカルシウムだけで身長を伸ばすことは難しいです。なぜなら、カルシウムは本来体に吸収されにくく、他に併せて摂取すべき栄養素があります。
1.カルシウム
カルシウムは骨を硬く強くする働きがあります。
カルシウムが不足していると骨が弱く骨折をしたり、大人になってから骨粗鬆症になりやすくなります。
- 乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)
- 海産物(わかめ・しらす・ワカサギ・干しエビなど)
- 大豆製品(豆腐・納豆・油揚げなど)
2. タンパク質
タンパク質というと筋肉を作るための栄養素のイメージが強いですが、タンパク質は骨の芯となる部分のコラーゲンを作る材料で、骨を作るためには欠かせません。
またタンパク質は成長ホルモンの分泌を促す働きがあり、タンパク質をしっかりと摂取することで身長を伸ばすことが期待できます。
- 肉類 (牛肉・豚肉・鶏肉・ラム肉など)
- 魚類 (マグロ・カツオ・たら・ヒラメなど)
- 大豆製品 (高野豆腐・納豆・木綿豆腐・厚揚げ・油揚げなど)
- 乳製品 (牛乳・チーズ・ヨーグルト・バターなど))
- 卵
3. マグネシウム
カルシウムは体に吸収されにくい栄養素です。そこでマグネシウムが大切です。
マグネシウムはカルシウムの吸収を促進する働きがあり、カルシウムを摂取する時にはマグネシウムを一緒に摂ることが大切です。
『カルシウム:マグネシウム=2:1』のバランスで摂取することでスムーズに体に吸収されます。
- 豆類(大豆・木綿豆腐・ひよこ豆・納豆・いんげん豆など)
- 魚介類(いわし・牡蠣・あさり・しじみなど)
4. ビタミンD
ビタミンDは体に取り入れられたカルシウムが小腸で吸収させるのを促す働きがあり、吸収されたカルシウムを骨まで届け、骨を形成する働きがあります。
ビタミンDが不足しているとカルシウムが骨に沈着せず、しっかりとした骨の組織が形成されず、骨の成長に障害が出たり、軟骨部分が変形してしまう「くる病」という骨の骨格異常を起こすリスクが高まるためしっかりと摂取するようにしましょう。
- きのこ類(干ししいたけ・舞茸・きくらげなど))
- 魚類 (鮭・いわし・さんま・アンコウの肝など)
5. 亜鉛
亜鉛は成長ホルモンのもととなるタンパク質の合成を助ける働きがあり、亜鉛が不足してしまうと上手くタンパク質が合成されず身長が伸びなくなってしまいます。
また亜鉛には遺伝子を作る酵素が含まれていて、亜鉛を摂取することで酵素を活性化し、身長を伸ばす効果が高まります。
- 魚介類 (牡蠣・あさり・しじみ・ホタテなど)
- 肉類 (レバー・赤身のお肉など)
- 豆類 (納豆・きなこ・豆腐など)
その他にも身長を伸ばすために効果が高いと今注目なのが『アルギニン』です。
身長を伸ばすためには成長ホルモンがしっかりと分泌されることが大事で、アルギニンには成長ホルモンの分泌量を増やす効果があります。実際アルギニンを多く摂取し、成長ホルモンが多く分泌されている子供は身長が高いと言われています。
アルギニンは私たちの体の中でも合成される非必須アミノ酸ですが、小さな子供の場合十分な量のアルギニンを合成することができません。
そのため食事から補ってあげる必要がありますが、食品に含まれるアルギニンの割合はとても少ないためアルギニンはサプリで摂ってあげることがオススメです。
またアルギニンと同じく骨の成長に効果的と言われているのが『ボーンペップ』です。
ボーンペップとは卵黄から発見された成分で成長期をサポートするタンパク質の一種で、骨の健康を芯から守り、骨の基盤をしっかりと整える働きがあります。子供の骨を丈夫にし、身長を伸ばすサポートをするためぜひ積極的に摂りたいの栄養ですね。
しかし、このボーンペップの栄養が摂れる食品は卵黄しかありません。そのため効率よく摂るにはサプリがオススメと言えます。
ボーンペップが多く配合!ノビルン
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配合されている他の栄養素にも注目
サプリからボーンペップを摂取するのには、大きなメリットもあります。他にも身長を伸ばす効果のある、カルシウム、マグネシウムなども一緒に摂取できるという点がノビルンにはあります。
ボーンペップはカルシウムと同時に摂取すると効果がありますが、その他にもカルシウムの吸収を助けるマグネシウムと一緒に摂るといいでしょう。
比率としては、ボーンペップ3:カルシウム2:マグネシウム1がおすすめです。ノビルンは、その比率が意識されたバランス配合なので、ボーンペップの効果をより感じられるでしょう。
それぞれの栄養素がよく含まれる食べ物①鶏肉
鶏肉には、身長を伸ばすためには欠かせないタンパク質、そしてアルギニンも豊富に含まれています。
鶏肉の中でも特にオススメなのが『ささみ』です。
ささみは鶏肉の中でも高タンパク質・低カロリーなのでたくさん食べても太る心配が少なく、味も淡白で、肉質が柔らかいため小さなお子さんでも食べやすいですよ。
それぞれの栄養素がよく含まれる食べ物②鮭
鮭には良質なタンパク質、そしてビタミンDが豊富に含まれています。
鮭は100g当たりのビタミンDの含有量が33.0ng/mlとても豊富で、鮭の切り身一切れでなんと、干ししいたけ40個分のビタミンDを摂取することができます。
またビタミンDは鮭の皮の方に多く含まれているので皮まで食べるのをオススメします。
それぞれの栄養素がよく含まれる食べ物③豆腐
大豆製品である豆腐には良質なタンパク質、そしてカルシウム、マグネシウム亜鉛アルギニンが豊富に含まれています。
豆腐の中でも特にオススメなのが『高野豆腐』です。
高野豆腐は特にタンパク質や亜鉛は普通の豆腐の7〜8倍含まれています。
それぞれの栄養素がよく含まれる食べ物④卵
卵には良質なタンパク質、そして亜鉛が豊富に含まれています。
またカルシウムと相性が良く骨を強くするボーンペップも含まれているのでとてもオススメです。
卵1個あたりのタンパク質の量は5〜8gとされ、卵100gの当たりのタンパク質量が多いため、他の食品よりも効率良くタンパク質を摂取することができます。
紹介した食べ物がまんべんなく摂れるおすすめ料理・レシピとは?
身長を伸ばすために必要な栄養素をまんべんなく取れる料理ってなんでしょうか?
おすすめなのは『クリームシチュー』と『ささみのピカタ』です。
『クリームシチュー(4人分)』
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- 鮭と野菜を一口大の大きさに切る。
- フライパンで鮭を焼き一度皿に取り出す。
- 鍋に水とコンソメを入れ沸騰したら野菜を入れ柔らかくなるまで煮る。
- <ホワイトソースを作る>別のフライパンにバターを入れ焦がさないように弱火で溶かし小麦粉を加え木べらで混ぜる。
- 牛乳を加え中火でダマにならないように混ぜ、とろみがついたら火をとめる。
- 鍋に5で作ったホワイトソースを加え混ぜ、2の鮭を入れ塩胡椒で味を整える。
- 5分ほど煮たらできあがり。
※お好みでチーズを足してもオススメです♪
『ささみのピカタ(4人分)』
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- ささみを2〜3等分にそぎ切りにして、塩胡椒を振り、薄力粉を全体にまぶす。
- ボールにパルメザンチーズと卵を入れよく混ぜたら、1のささみをくぐらせる
- フライパンにサラダ油を入れ熱したら、2を並べ中火で両面焼いたらできあがり
※お好みでパセリを散らしたり、ケチャップをつけて♪
まとめ
昔から身長を伸ばしたければ『牛乳=カルシウム』と言われてきましたが、カルシウムだけでは身長を伸ばすことは難しく他の栄養と一緒に摂取することで初めてカルシウムが体に吸収されます。
身長を伸ばすためには、バランス良く栄養を摂取することが大切で、様々な食品を献立に取り入れることで効果的に身長を伸ばすことができます。
上記にご紹介した食品を毎日取り入れることで、お子さんの身長が伸びる可能性が高まりますよ。ぜひお試しくださいね。
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