口周りのブツブツってニキビ?
思春期のお子さんの中には、ニキビ用の化粧品を使ってスキンケアをしているお子さんもいらっしゃると思います。
一般的に、思春期ニキビはTゾーンや頬にできるものとされていますが、お子さんによっては顎やフェイスライン、口周りにできることもあります。
口周りは、どうしても食べ物や飲み物が付着しやすいため、Tゾーンや頬に比べてニキビをはじめとした肌トラブルが治りにくい場所です。
また、思春期ニキビと似たような症状の肌トラブルが出やすい場所でもあります。
まずは、口周りのニキビケアを始める前にそのブツブツが本当に思春期ニキビなのかどうかを見極めましょう。
思春期ニキビ
口周りをはじめとしたUゾーンは、意外と皮脂の分泌が盛んな場所です。
思春期に入り、ホルモンバランスの揺らぎから皮脂の分泌が盛んになると、どうしてもUゾーンの肌も脂っぽくなります。
また、Uゾーンは頬杖をついたり、髪の毛が触れたりすることで刺激を受けやすい場所です。
男子であれば、カミソリやシェーバーの刃による刺激も受ける場所です。
皮脂の分泌が盛んな場所に手や髪の毛、カミソリやシェーバーの刃といった雑菌が付着したものが触れると、そこから毛穴に菌が入り込み、皮脂を餌に増殖して炎症を起こすためニキビになってしまうのです。
口周りのニキビはホルモンバランスの揺らぎが原因であることもあります。
思春期に入ると二次性徴を迎えるため、どうしてもホルモンバランスが崩れやすくなります。
ホルモンバランスが乱れると、肌が生まれ変わる周期が乱れ、古い角質が肌に残りやすくなり、毛穴が詰まってニキビができやすくなってしまうのです。
思春期ニキビの主な症状としては、痒みや腫れ、痛み、熱感などが挙げられます。
放置しておくと赤みや色素沈着、クレーターのような凹凸といったニキビ跡が残りやすくなるので、早めにケアするようにしましょう。
口唇ヘルペス
思春期ニキビと似たような症状を示すものに「口唇ヘルペス」があります。
口唇ヘルペスは、体内のヘルペスウイルスによって引き起こされる症状です。
ヘルペスウイルスは水ぼうそうを引き起こすウイルスで、水ぼうそうが治ったあとも体の中に潜んでいます。
もし唇や口角などに水ぶくれができた時は、思春期ニキビではなく口唇ヘルペスを疑いましょう。
口唇ヘルペスは疲れが溜まるなどして体の抵抗力が低下するとできやすくなります。
最初はムズムズとした痒みを感じ、次いで水ぶくれができ、徐々に痛痒くなってきます。
ニキビ用の軟膏などは効果がないので、水ぶくれができたら早めに皮膚科を受診し、適切な薬を処方してもらいましょう。
口回りの思春期ニキビの原因
では、どうして口周りに思春期ニキビができるのでしょうか?
原因は大きく4つです。
乾燥
口周りの思春期ニキビの大きな原因の一つに乾燥が挙げられます。
私たちの肌は、乾燥すると肌を刺激から守ろうとして皮脂をたくさん分泌します。
すると、余分な皮脂で毛穴が詰まり、ニキビができやすくなってしまうのです。
食生活の乱れ
食生活の乱れもまた口周りのニキビの原因です。
お子さんは普段どんな食生活を送っていますか?
ファストフードやスナック菓子ばかり食べていませんか?
ファストフードやスナック菓子は、どうしても脂質が多くなりがちです。
脂質の多い食べ物は皮脂の分泌を増やしてしまうので、口周りに限らずニキビが気になりはじめたら、控えさせましょう。
髭剃り
男子の場合、髭剃りによる刺激がニキビの原因になっている場合があります。
カミソリやシェーバーを使って髭を剃っているお子さんがほとんどだと思いますが、カミソリやシェーバーを使うとどうしても肌に傷が付きます。
すると、その傷から雑菌が入り込み、炎症が起きてニキビになってしまうのです。
髭剃りをするときは、清潔なカミソリ・シェーバーを使い、肌に負担が掛からないようシェービングクリームなどを使うようアドバイスをしてあげましょう。
また、髭剃り後は化粧水などで肌を整えるなど、アフターケアを行うことも大切です。
髪の毛の刺激
髪の長いお子さんの場合、髪の毛による刺激が原因でニキビができていることもあります。
お子さんは、普段どんな髪型をしていますか?
もしロングヘアを下ろしているようなら、髪の毛をスッキリまとめるようアドバイスしてあげましょう。
私たちの髪の毛は、毎日洗っていたとしても意外と不衛生です。埃や汗、菌などが付着しています。
そんな髪の毛がホルモンバランスが揺らいでデリケートになっている肌に触れると、汚れや菌が肌に付き、ニキビの原因になってしまうのです。
お子さんのニキビが気になり始めたら、髪型にも気を配ってあげましょう。
口回りのニキビを治すには
では、できてしまった口周りのニキビを治すにはどうすれば良いのでしょうか?
化粧水
最も大切なのは、毎日のスキンケアです。
できてしまったニキビを改善し、ニキビのできにくい健やかな肌を作るためには正しいスキンケアが欠かせません。
口周りのニキビが気になったら、洗顔後の保湿にも力を入れましょう。
ニキビ肌用の化粧水はたくさん市販されていますが、中でも特におすすめなのが「シーボディ」です。
「シーボディ」の「VCローション」は、ビタミンCとビタミンA・Eを配合した化粧水で、皮脂の分泌をコントロールしながら肌の生まれ変わりを促し、健やかな肌へと導いてくれます。
洗顔後は「シーボディ」の「VCローション」で肌を十分に保湿するようアドバイスしてあげてください。
生活習慣
お子さんが夜更かしをしていたり、偏食が激しかったりするのであれば、生活習慣の改善もニキビ対策として有効です。
私たちの肌が日中受けたダメージは、寝ている間に修復されます。ニキビによる肌へのダメージも同様です。
お子さんが夜遅くまで起きているような時は、早く寝るように声を掛けてあげてください。
それと同時に、お子さんが使っている寝具を清潔に保ってあげましょう。
特に枕カバーは寝汗を吸収しやすく、不衛生になりがちです。こまめに交換・洗濯して、常に清潔な枕で眠れるようにしてあげてください。
また、お子さんが普段偏食がちなのであれば、食事の献立を見直すことがニキビ改善に効果を示す場合もあります。
ファストフードやスナック菓子は控えさせ、バランスの良い食事を食べさせてください。
もし食事で不足しがちな栄養素があれば、サプリメントなどを賢く利用して補うと良いでしょう。
スクリーノ
髭剃りによる刺激が原因でニキビができているお子さんには「スクリーノ」がおすすめです。
「スクリーノ」は、髭剃り後・洗顔後に使う保湿ジェルです。
炎症を鎮める「グリチルリチン酸ジカリウム」と保湿成分の「プラセンタ」が配合されており、ニキビの炎症を抑えながら肌を保湿してくれます。
また、美白成分も配合されているため、ニキビ跡が気になるお子さんにもおすすめです。
思春期のデリケートな肌でも安心して使えるよう、徹底的に無添加にこだわっているのもポイントではないでしょうか。
マスクで隠すのは逆効果!
もしお子さんがマスクでニキビを隠しているのであれば、逆効果であることを伝えてあげてください。
マスクで口元を隠すと、ムレて雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
また、同じマスクを長時間使っていると、どうしても不衛生になります。
ニキビができやすくなるだけでなく、悪化しやすくなってしまうので、お子さんがマスクをしていたら家の中だけでも外すように声を掛けてあげましょう。
まとめ
口周りは顔の中でも人の目を引くパーツですから隠したくなる気持ちもわかりますが、ニキビを作らない・悪化させないためには普段のスキンケアや生活習慣を見直し、マスクなどで隠さないことが大切です。
口元のニキビは目立ちやすいニキビです。ケアをお子さん任せにせず、親御さんが正しいニキビケアの方法を教えてあげてください。
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